かすみがうらマラソンを完走(00/04/１７)

グロス　３時間５０分３９秒　ネット　３時間４８分４０秒で完走！
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４月１６日朝、５時過ぎにすっきり目が覚める。

食事には少し早いので、犬の散歩にでかける。この時間にはまだ雨が残っていた。
６時過ぎに朝食を取る。パンを中心に消化の良い物だけを取る。
時間があったので、ちょっと仕事に出かけて７時過ぎに帰宅。このころにはもう雨も
上がっていた。どうやら天候は大丈夫。
家族もようやく起きあがってきたところ。着替えを済ませ、荷物をチェックする。
体調はまずまずの模様。８時前、妻に会場まで車で送ってもらう。土浦駅からは
大会参加者の長い列が、ありの行進のようにつながっていた。会場近くで車を降り
受付へ向かう。大会のプログラムを受け取ったあと、血圧の測定をやっておく。
なぜか１５０／１０６と高い数値が出る。

会場内に入り、ＦＲＵＮのテントを探す。第三コーナー付近ということであたりをつけ
たら例の旗が見えたので、自己紹介をして座らせてもらう。先日１０マイルの試走会で
ご一緒したRYUUさんにご挨拶。しばらく大会プログラムを眺める。ゼッケンが年齢・五
十音順であることを発見する。知り合いの名前もちらほら。
一度トイレにゆくついでに売店コーナーをのぞいて来る。人波でごった返していた。

９時過ぎ、うらら隊長の主導で写真撮影。新しい到着者のたびに二度ほど繰り返す。
９時半、トイレを済ませていよいよ出撃体制を整える。４００ｍのトラックを１周
してみたら足の調子はよさそうでほっとする。９時５０分、１０マイルのスタートを
見送ってから、スタートラインに並ぶ。４時間未満のところで、スタートラインまで
ざっと１００ｍぐらいか。風もなく強い日差しもなく、記録ねらいにはもってこいの
条件。３時間４０分のチャンスは十分にあり。

１０時スタート。しばらくは動かず。雨粒がぽつりと落ちてきたが大したことはなさそ
う。少し動き出して、徒歩から次第に早くなる。ほぼ２分でスタートラインを通過する
。
さあ、いよいよ出発。しばらくは集団の流れに乗って走る。１キロを５分２７秒で通過
先日のトライアルとほぼ同じペース。道路の真ん中を走るのはやはり気持ちいいものだ
。心配していた左足の痛みもなく、調子は上場。跨線橋の頂点を過ぎたあたりで、針小
路軍団に追いつき、挨拶をして先にゆかせてもらう。２キロの表示は見落としたようで
、登りを通過して３キロは１６分４０秒と、トライアルよりも１分近く遅れていた。集
団に合わせていてはピッチが上がらないと判断して、
少しペースを上げる。４キロ付近でKUROさんを見つける。ちょっと話をして先にゆく。
５キロは２６分２９秒。ちょっとペースを上げすぎたか。

これ以降は適当なペースのランナーを見つけてはその後ろにつくことを繰り返す。最初
の給水ポイントからすでにコップが散乱。ぽこぽこという音が何とも間抜けに聞こえる
。
後ろを走っていたランナーが背中のサブゼッケンを見て、「権太坂って神奈川かな。
権太坂ファイト！」と言ってくれたので、思わず振り返ってＶサインを出してしまう。
１０キロは５２分９秒で通過、この５キロは２５分４０秒。少し予定より早いが後半の
落ち込みを考えると、許容範囲か。１５キロは１時間１７分４５秒、この間２５分３６
秒とほぼイーブンペース。霞ヶ浦町役場前の登り坂も楽に上れる。２０キロを１時間４
３分２１秒で通過、この間の５キロも２５分３６秒。中間点は１時間４９分４秒と、３
時間４０分ペースに対して約１分の貯金。ここまで足の疲労感もなく、快調な状態が続
く。
２２キロ過ぎで、盲人ランナーのペアに声を掛けて先にゆく。後で追い越されるとは露
にも思わなかった。２５キロを２時間９分１２秒で通過、この間の５キロは２５分５１
秒と少し落ちてきた。２８キロ付近で少し腹痛を覚え、ペースダウン。そのうち足が何
となく重いことに気付く。腹痛は何とか収まるが、ペースが落ちてきたのが分かる。３
０キロは２時間３５分５０秒、この間の５キロは２６分３８秒とがた落ちで、貯金もほ
とんど吐き出してしまう。

足の調子は明らかにおかしく、呼吸を整えてもいっこうに楽にならず、今まで追い越し
てきたランナーに次々に抜き返されてゆくが、どうにもならない。そのうち「これでは
完走もできないのではないか」という不安がよぎりはじめ、記録は諦めてともかく走り
きる
ことに目標を変更する。３５キロは３時間３分４０秒、この間の５キロは２７分５０秒
と４時間ペースに落ち込む。足取りは重くなる一方で、右耳には耳鳴りも出始め、とも
かく何とか足を前に出すことだけを考える。このころ前にＦＲＵＮの赤いユニフォーム
が見え始めるが、なにやら苦しそう。途中で追い越すがまた抜き返され、励まされる。
あとで
埼玉のべごさんと分かる。ペースは落ちる一方で、４０分切りどころかトライアルの
タイムにも及ばず、へたをすると５０分も怪しくなってくる。残り５キロの表示にたど
りついてからもう一度呼吸を整えて、ともかく一定のリズムで走ることを心がけるが、
足はどうにもならず、太股のうらがわが少しけいれん気味になってくる。何度も歩きた
くなる誘惑に駆られるが、ともかく走り通すことに徹する。

３５４号に出て、長く見通しのきくところではかえってしんどい思いをする。４０キロ
を通過するが、あとでタイムを思い出せないほど集中力がなくなっていた。だいたい３
時間３４分３０秒前後だったと思う。この間の５キロはとうとう３０分を越えてしまう
。それでも何とかゴールにはたどりつけたが、応援に駆けつけてくれた妻の姿も見つけ
られないほど疲れ切っていた。ゴール直後のＲＣチップを認識する電子音で、ようやく
ゴール
したのだと実感する。しばらく立ち止まっていたら、KUROさんに声を掛けられる。元気
そう。やはり経験者は違うなあと感心する。そうこうしているうちに土浦ケーブルテレ
ビの美人キャスターのインタビューを受ける。何となく元気が出てきて、レースの経過
を話す。もしオンエアされたら、後で見せてください＞うらら様

チップを返却して、エネルゲンとバナナで一息ついた後、完走証を受け取る。オフィシ
ャルタイム（グロス）は３時間５０分３９秒、プライベートタイム（ネット）は３時間
４８分４０秒。完走した感激よりも、せっかく気象条件に恵まれたのに、練習で出来た
ことが達成できなかった悔しさがこみ上げて来る。しかし、足の重さは正直で、これで
はどうにもならないと感じる。４月に入ってからの練習で、どうも調子が上がらないな
と感じていたのは、体調を素直にあらわしていたのだと納得する。

よたよたとＦＲＵＮの場所へ戻り、着替えを済ませる。うららさんに「元気ないね」と
言われてしまう。本当にその通りで、疲労困憊。初めてフル相当の距離を走った時より
も疲れがひどい。ほろ苦い初マラソンの終了である。

第10回かすみがうらマラソン　ゼッケン3315
2000年4月16日　天候くもり　気温10度　湿度62% 北の風2m
フルマラソン総合1602位（5757人）　男子40-49歳の部 586位(1811人）
        lap (5km split)
 5km    26:29
10km    52:09(25:40)
15km  1:17:45(25:36)
20km  1:43:21(25:36)
25km  2:09:12(25:51)
30km  2:35:50(26:38)
35km  3:03:40(27:50)
40km  3:34:30(30:50)
Goal  3:48:40(14:10)
前半1:49:04　後半1:59:36
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このあとのオフ会では、気持ちを切り替えて、ＦＲＵＮの仲間と楽しく過ごすことができました。
人数が多いため、全員と話せなかったのは残念でしたが、十分においしいビールが
のめました。それから、けーこさんにおしゃくしていただいた日本酒も格別の味でした。
帰りはたまたま土浦駅前で一緒になったRYUUさんに自宅まで送っていただき、本当に
助かりました。うららさんにはおみやげまでいただき、いくら感謝しても足りないくらい。
早速入浴剤で疲れた足腰を休めましたが、やはり翌日はふとももの筋肉痛になやまされました。
トライアルの時は何ともなかったのに。公式戦というのはどこかで余分な力を使っている
ようです。妻が撮ってくれたゴールの写真を見ると、疲れ切って膝が上がらなくなっているのが
よく分かります。

これでまた静かなランニング生活に戻り、秋のつくばマラソンを目指します。
今度は３時間４０分を切るぞ！