かすみがうらマラソン完走記(01/04/15)

「かすみがうらは暑かった。」
グロス　４時間４７分２８秒　ネット　４時間４６分３７秒で完走（＋歩？）！
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４月１５日朝、７時過ぎ起きる。

朝食を取る。えんのおづぬさんの勧めもあり、パンを中心にふだんより多めに。
天候は快晴、暑くなりそうである。
８時前、妻に会場まで車で送ってもらう。
大会のプログラムを受け取ったあと、血圧の測定をやっておく。
１４５／８５とまずまずだが、心拍数７４がやや気になる。

会場内に入り、昨年と同じ位置のＦＲＵＮのテントに到着。
大会プログラムを眺める。ゼッケンが年齢順であるが、その中はランダムに並んでいる。
ゼッケン番号が昨年より５００番ほど若いのは並べ方が変わったためとわかる。必ずしも
参加者が少なくなったわけではなさそうである。
むぎさんから名刺をいただく。

９時過ぎ、うらら隊長が戻ってきて、写真撮影。
９時半、トイレを済ませていよいよ出撃体制を整える。
９時５０分、１０マイルのスタートを見送ってから、スタートラインに並ぶ。
かなりさばを読んで３時間前半のところにもぐりこむ。回りの会話を聞いていると、
４時間をきれるかとか４時間半とか云っている。おいおい皆同類項か？

昨日の調整から左膝が回復していないことが分かったので、暑さも考慮して
ともかく４時間前後で完走することを目標にする。

１０時スタート。約５０秒でスタートラインを通過。
しばらくはのんびりと走る。どんどん追い越されてゆく。
１キロを６分で通過。うららさんの応援を発見。２キロは１１分４０秒。
このあたりではやと丸さんに追い越される。足取りが違う。
登りを通過して３キロは１７分３０秒。
応援に回っていた幸人さんから「スローペースですね」と云われる。
５キロは２８分３３秒。まずまずである。今のところ膝は大丈夫。
しかし暑い。

７キロ付近の跨線橋の登りで、盲人ランナーが引き返していた。暑さのせいでリタイアの模様。
しばらくして、伴走中の君原健二氏を発見。往年の名ランナーと一緒に走れ、感激である。

これ以降は富士五湖117kmトレーニング中というゼッケンをつけたランナーと相前後して
走り続ける。最初の給水ポイントで水を取る。給水は逃さないようにした方がよさそう。
１０キロは５６分２６秒で通過、この５キロは２７分５３秒。なんとか４時間ペースである。
しかし、このあたりから左膝の痛みが出始める。１５キロは１時間２４分２０秒、
この間２７分５４秒とほぼイーブンペース。しかし、霞ヶ浦町役場前の登り坂からしんどく
なってくるのがわかる。
ペースがじりじりと落ち始める。１７キロすぎで歩登寿さんに追い越される。
２０キロは１時間５２分５８秒で通過、この間の５キロは２８分３８秒に落ちてしまう。
中間点は１時間５９分２４秒と、なんとか４時間ペースであるが、先行きは怪しい。
メガネに何かついて見えにくいので、手ではらってみたら塩のかたまりだったのには
驚く。こりゃ暑いわ。以降、水分はひたすら補給しまくる。

その先の急な下り坂でもペースが上げられない。左膝の痛みから左右のバランスが
悪くなり、急激に右足に疲労が出始める。２５キロを２時間２１分５１秒で通過、
この間の５キロは２８分５３秒で、４時間ペースを越えてしまう。ここらあたりから
左膝の痛みがひどくなり、まともに走れなくなる。３０キロに２時間５４分２２秒でようやく到達。
この間の５キロは３２分３１秒もかかっている。痛みに耐えかねて、ここで遂に歩いてしまう。
歩くのもしんどいぐらいである。暑さのせいか、歩いている人が目立つ。本当はリタイア
したいところだが、収容車はいつになるやらわからないので、やむを得ず歩き続ける。
しばらくしてむぎさんに追いつかれ、声を掛けられる。お先にどうぞというしかない。
３２キロ手前で、ゾウさんに追いつかれる。スプレーを借りて左膝にかけるがどうにも
ならない。先に行ってもらう。

ここからもう一度気力をふりしぼって走りはじめる。キロ８分をやっと切れる程度である。
左足をかばうせいで右足に負担がかかる。太股に痛みが出始める。３４キロ付近で
倒れている人がいた。足がけいれんしているもよう。周囲の人がマッサージをしていた。
こちらもひっくりかえりそうなので、無事を祈って行かせてもらう。
３５キロの通過タイムは忘れてしまった。３７キロ手前で右足が限界に達し、あきらめて
再度歩きになる。えんのおづぬさんに「どうした」と背中を
たたかれる。どうにもならない。時間を計算すると、このまま歩きつづければ何とか
５時間ぐらいではゴールできそうである。ゴールまでもてばの話だが。

漫然と歩いていると気力が萎えてしまいそうなので、一生懸命手を振って早足であるく。
だいたいキロ１０分ちょっとぐらいである。「がんばれ」という声援が本当にありがたい。
４０キロ手前で救急車が通過してゆく。この暑さで事故が起きたのだろうかと心配になる。
４０キロは４時間２８分４３秒である。なんとか５時間は切れそうである。その先で
ミラドラさんに声をかけられる。残り１キロ地点を４時間４０分５０秒ぐらいで通過する。
ここから何とかがんばって走りだす。うららさんらのＦＲＵＮ応援団にがんばれと
声をかけられる。なんとか手を振ってこたえる。しばらく歩いていたせいか、左膝の
痛みはともかく何とか走れることがわかる。のこり５００ｍあたりからペースを上げる。
ゴール手前ではなんだか分からないが、悔し涙が出そうになる。最後は全力疾走で
ゴールイン。時計を見る余裕もない。ただ、まともに走っていないせいか、ダメージは
あまり感じない。参加賞のＴシャツを受け取ったあと、完走証を受け取りにゆく。
ネットで４時間４６分３７秒である。昨年より１時間遅いが、故障には勝てない
ということでやむを得ない。

足をひきずりながらＦＲＵＮの場所へ戻り、着替えを済ませる。皆大丈夫ですかと心配
してくれる。

第11回かすみがうらマラソン　ゼッケン2860
2000年4月15日　天候快晴　気温18度　湿度41% 西の風2m
フルマラソン総合2673位（5251人）　男子40-49歳の部 894位(1632人）
        lap (5km split)
 5km    28:33
10km    56:26(27:53)
15km  1:24:20(27:54)
20km  1:52:58(28:38)
25km  2:21:51(28:53)
30km  2:54:22(32:31)
35km  ?
40km  4:28:43(94:21)/10km
Goal  4:46:37(17:54)
前半1:59:24　後半2:47:13
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このあとのオフ会では、RYUUさんの勧めで、店の人から氷をもらい、両膝をアイシングしながら
ビールを飲むという珍妙なスタイルになりましたが、とにもかくにも完走できたためか格別に
うまいビールでした。帰宅後も寝るまで両足のアイシングを続けたせいか、翌日のダメージは
ほどほどに抑えることができました。それでも歩くのはしんどかった。

これから半年間できちんと膝を治療して、秋のシーズンには、なんとかまともに走れるように
したいところです。